2011年9月18日日曜日

しばらくの間、休載いたします

しばらくの間、ブログを休載いたします。
復帰を予定していますので、よろしくお願いします。

2011年9月11日日曜日

クニ

クニという単位がある。
その単位に属しているということで、サッカーの応援に燃える。
オリンピックのメダルに歓喜する。

クニという単位がある。
その単位が原子力発電をクニの策として推進した。
そしてそれが破綻して、クニは右往左往している。

クニという単位がある。
独裁のクニが連鎖的に倒されて、民主的なクニになっている。
しかし、そのクニの中には複数の民族や部族が混在している。

クニという単位がある。
大きなクニは、より大きなクニになろうとする。
より大きな市場を求めて。

クニはいつごろどうやって出来たのだろうか。
クニが出来る前、人々はどんな単位で暮らしていただろうか。

クニは、必要なのだろうか。
素朴だけど、深い疑問。


「建物シリーズ」382回目。
ガラス窓。
自宅のガラス窓に鮮やかな緑の虫が・・・・。

2011年9月4日日曜日

不具合


パソコンの使用につきまとう事柄に不具合があります。
不具合という言葉自体、パソコンの普及と共に一般名詞になったような気がします。
かようにパソコンには不具合が少なからず発生するのですが、最も厄介なのは通信関係。
インターネットに繋がらない、メールの送受信が出来ないというやつですね。

メール関係は、最近はプロバイダーのWebサイトに詳細なサポートが載っていますし、電話サポートも親切丁寧。
電話がなかなか繋がらないのが難点ですが、昔よりは改良されていると思います。
インターネット全体が繋がらないケースは、モデムやルーターの電源の抜き差しで大概は解決します。
それ以上のことは素人にはやろうと思っても出来ません。
(ルーターの不具合であれば、再設定という手もあります。)

昨日の午前中、メールのチェックをしていたら、いきなりインターネットが不通になってしまいました。
回線は光。
おきまりの電源の抜き差しをやっても、全然変化なし。
自宅とギャラリーで共用している電話が光電話なので、不通となれば、午後からオープンするギャラリーの業務に差し支えが出てしまいます。

すぐにNTTのサポートに電話をしましたが、例の音声ガイダンスで担当に辿り着くと、これ又例によってサポートが混み合っているとのこと。
しばらく待っていると、NTTの方から連絡を入れるので電話番号(この場合は携帯しかないが)を音声入力してくれとの案内。
イライラして待っていると、40分後ぐらいに連絡があり、簡単な確認の後、出張修理が決まりました。
問題は何時来るかです。
数日後を覚悟していたら、なんと当日の午後に来るとのこと。
安心しました。

午後の二時半ごろ、NTTが到着しましたが、驚いたのは作業車が二台で来たことです。
作業車とは荷台に大型の電動の昇降台(?)が付いたクルマのことです。
インターネットの不通ごときで作業車が二台とは思いましたが、まずは自室の光最終端末のチェック。
どうやら最終端末に異常はなく、屋外のどこかの光ケーブルが断線している様子。
結局は自宅から200メートルも離れたケーブルに断線が見つかって、即修理、無事開通しました。
作業車で来た理由(わけ)が理解できました。

光電話の故障がらみだった所為なのか、NTTの迅速な修理対応には感心しました。
インターネット導入以来、NTTとは長い付き合いがありますが、サポートや対応では首を傾げることが何回かありました。
今回は、NTTの体質が徐々に民間並みになったことを実感しました。

しかし世の中が便利になればなるほど、不具合の解消は複雑になります。
そうなると修理よりも買い替えを勧められます。
不具合があって、それを何とかしようとしてパソコンのスキルが上達するという面が、不具合にはあります。
修理せず、闇雲に買い替えるのは、モノを大切にするという精神にも反します。
不具合は、ある意味で機械、機器と人間のコミュニケーションといった部分があるのではないでしょうか。
イライラするのも事実ですが、不具合もまったく無駄というわけではないと思います。


「建物シリーズ」381回目。
山梨県北杜市にある清春白樺美術館の「光の美術館」。
設計は安藤忠雄。
自然光だけで作品を見せる美術館です。

2011年8月28日日曜日

ある遺書


このブログに自殺した音楽評論家中村とうようさんのことを書いたのは、ほぼ一ヶ月前。
とうようさんは雑誌『ミュージック・マガジン』に、「とうようズトーク」というコラムを連載していました。
『ミュージック・マガジン』の発売日は毎月20日ですから、先月号が最後の「とうようズトーク」だと思っていました。
ところが今月号(8月20日発売)にも「とうようズトーク」が載っています。
しばらく迷った末、遺稿が載っているのではないかと思い、買ってみました。

購入して読んでみると、それは遺稿も遺稿、遺書でした。
遺書を載せることについては、編集部でも議論があったようですが、結局掲載になったようです。
「とうようズトーク」の三分の二は音楽の話。
終わりの三分の一が遺書になっています。

中村とうようさんは生涯独身を通した人で、独り住まいでした。
そして、《老人としての身の処し方》を以前から考えていました。
誰の世話にもならず、一人孤独に楽しく往生する。
それを理想としていたようです。

とうようさんは書いています。
僕の人生は楽しかった、この歳までやるだけのことはやり尽ししたし、もう思い残すことはありません。
そして、飛び降りるに相応しいマンションに転居したとも書いています。

これは、考えてみれば現代版の『楢山節考』ではないでしょうか。
それを実践するとは!
そして、そのことを文章にして読者へのお別れにするとは!

とうようさんの人生を羨ましく感じ、自死に対する考え方も少し変わりました。
周りの迷惑を最小限にするための、老人の自死。
そういう考え方もあって、あながち間違ってはいないように思いました。
(それとは正反対のような、映画化された小説『でんでら』の世界もありますが。)

それにしても、身近に感じていた人の遺書を読んだのは初めてです。
その内容も含めて、少なからず衝撃を受けました。

Back iGallery

「建物シリーズ」380回目。
藍画廊近くの紺屋橋交差点に建つ、故黒川紀章設計のビル。

2011年8月21日日曜日

入院記

ヘルニアの手術で6日間入院しました。
大部屋希望でしたが、最初の日は満室で個室にまわされました。
個室には無料のテレビがあって、初日は日韓のサッカー戦を楽しみました。

翌日の手術後から大部屋に移りました。
テレビはテレビカードを購入して見る、有料方式。
面倒なのでテレビは見ないことにしました。
新聞も売店に行けば売っていますが、これもパスすることにしました。
ラジオもなし。
あるのはiPhoneと数冊の本だけ。

五日間、テレビもラジオも新聞もなしでしたが、まったく困りませんでした。
気分がちょっとメランコリーな所為もありますが、テレビにも新聞にもラジオにも興味なし。
だって、どのメディアも面白くないからです。
どうしてでしょう。
それは多分、メディアがメディアとしての盛りを過ぎたからでしょう。

メディアにも賞味期限というものがあって、それを過ぎると不味いだけ。
それとこれらのメディアは広告に依存していて、その広告が又面白くない。
そんなものにお金を払う気がしません。
もっぱら読書とiPhoneの音楽で時を過ごしました。

あっ、そうそうアルコールも毎日飲んでいたのが六日間は禁酒。
それも何ともなかったですね。
アルコールより気持ちよかったのが、入浴後にエアコンの効いた病室のベッドで聴いた音楽。
真っ昼間でしたから、ちょっとしたリゾート気分。

といった安楽な手術、入院なのでした。

Back iGallery

「建物シリーズ」379回目。
入院していたダイナマイト・シティ・セントラル・ホスピタル。

2011年8月14日日曜日

入院なう

ヘルニア手術で入院なう。
経過良好、明日退院。
故、画像挿入不可能。
乞、許可。
謝。

2011年8月7日日曜日

『冷たい熱帯魚』

先日のことでした。
その日は休日でしたが、特にやることがない。
仕方がないので、ビデオを借りて見ることにしました。
新作5本で1000円のサービス特価。
あれこれ選んで無理矢理5本にして、レンタルしました。

少し気分が重かったので、気が晴れるようにと、最初に選んだビデオがご贔屓の園子温監督『冷たい熱帯魚』
ものの見事にハズしましたね〜。
とんでもないスプラッターで、気が晴れるどころか、心はどん底へ。
明るい気分になりたいなら、コメディを選ぶのが常套ですが、こういう映画を選択してしまうのが、わたしのマヌケなところ。

『冷たい熱帯魚』は実話を基にした映画です。
1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件がベースになっていて、ペットショップを熱帯魚ショップに置き換えています。
この事件、直後の阪神大震災とオウム真理教事件で霞んでしまいましたが、犯罪史上例を見ない、異常で残忍な大量殺人事件です。
ペットショップを経営していた夫婦が、判っただけでも4人、推定では30人以上を殺害しています。

その殺害の後始末が残忍極まりなく、浴室で肉と骨とに解体し、骨は焼いて、肉は細切れにして川の上流に捨てるというもの。
つまり、死体の完全透明化。
これをリアルに映像化してあるから堪ったものではありません。
鮮血に染まった浴室で、牛刀を手に、鼻歌を歌いながら死体を解体する夫婦。
いや〜、怖かったです。
『ノー・カントリー』のアントン・シガーも、あのレクター博士も怖かったが、でんでん扮する熱帯魚ショップの主人も怖い!!

主役は殺人鬼夫婦に巻き込まれる、同じ熱帯魚ショップを経営する男で、吹越満が演じています。
でんでん、吹越満とも、熱演、怪演で、女優陣も役者ぞろい。
映画としては、本年度のナンバースリーに入る出来で、ご推薦ですが、気の弱い人は見ない方がベターです。
デート映画としても最悪。
とにかく怖いし、グロでエロ。
明るい兆しゼロ。

でも、でんでん扮する殺人鬼にリアリティがありました。
絵空事ではなく、人間として描かれていました。
これは結構すごいことです。
だから、とんでもなく怖い映画ですが、ご推薦です。
お陰で気分は最悪になりましたが、忘れられない映画になりました。


「建物シリーズ」378回目。
甲府駅北口から見た25階建てのビル。